カラオケが上手くなりたい!上達のコツと練習方法について解説します

カラオケ

カラオケは簡単に上達が可能?

あなたはカラオケが好きですか?カラオケが好きな人も苦手な人もできればもっと上手く歌えるようになりたい、もう少し自信を持って歌うことができたらという思いを抱えている方は多いのではないでしょうか。

カラオケは基本的なポイントを理解し、実践、練習を繰り返すことで上達することが可能です。では具体的にどのようなポイントを注意し、どのような練習を行えばいいのでしょうか?今日からでもすぐに実践できるカラオケ上達のためのポイントについて詳しくご紹介します。

絶対に抑えておきたい!カラオケ上達のための基本ポイント

本格的なカラオケの練習をする前に、まずは事前に知っておきたい基本ポイントについてご紹介します。これから紹介するポイントをおそろかにしてしまうと、どんなに練習をしても劇的な上達を見込むことはできません。

カラオケ以外でも歌を歌う際に役立つポイントなので、ぜひ目を通して実践してみてください。

①乾燥はNG!喉はしっかり潤して

カラオケに限らず、歌を歌う際に乾燥は大敵です。声帯は乾燥に非常に弱く、乾燥した状態のまま歌うと声が枯れたり、喉を痛めたりする原因となります。

他の空間と比べ、カラオケボックスはクーラーや暖房により特に乾燥しやすくなっています。また、喫煙者がいる空間で歌う場合や、アルコールを飲みながら歌う場合は、声帯を酷使するためより喉を痛めやすくなる可能性があります。

そのため、カラオケボックスで歌を歌う際は、こまめに水分補給をし、常に喉を潤すことが重要です。水分補給の際におすすめなのは、常温の水やぬるめのお湯、スポーツドリンクなどです。逆に、冷たい飲み物、ジュースや炭酸飲料、コーヒーやウーロン茶などは喉に刺激を与えたり、喉の油分を奪いすぎてしまったりするため注意が必要です。

②マイクは正しい持ち方をすることが大事

マイクには大きく分けて、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクという2種類が存在します。ダイナミックマイクは、ライブやカラオケなどで主に使用されるマイクのことで、一方向からしか音を拾わない単一指向性が特徴です。逆にコンデンサーマイクは、主にレコーディングなどに使用されるマイクのことで、あらゆる方向から均一に音を拾うことができる無指向性が特徴です。

上述した通り、カラオケでは一般的に「ダイナミックマイク」と呼ばれるマイクが使用されています。このマイク、実は正しい持ち方があることをご存知でしょうか?

ダイナミックマイクはヘッドの一点のみで音を拾います。そのため、音を綺麗に拾わせるためにマイクは床と平行に、口の正面にくるように構えることが大切です。また、マイクと口元はこぶし1つ分(5〜10cm)程度離し、マイクの頭のグリル部分や先のしっぽの部分を避けて、中央部分を持つのが理想的です。

③力まないで上半身はリラックス

マイクが正しく持てるようになったら、次に注意することは身体に余計な力が入っていないかということです。

歌を歌う際、身体、特に喉に力が入り、力んだ状態で歌うと声帯を痛める原因になるだけでなく、音域を狭くしてしまいます。そこで大切なのが、できるだけリラックスした状態を保つことです。

リラックスした状態とは、両手を組んで真上に高く上げ、腕や背筋を伸ばしたところから、一気に力を抜いて腕を下に落とした時の状態のことです。人間の筋肉は基本的に繋がっているため、喉や顔だけでなく、背中や肩などの上半身全体も力を抜きましょう。こうすることで、喉や声帯に負担をかけず、声がスムーズに出しやすくなります。

④正しい姿勢で安定した発声を

リラックスした状態を保てるようになったら、歌を歌うための正しい姿勢をマスターしましょう。

正しい姿勢は下記を参考にしながら実践してみてください。
(1)足を肩幅に広げてしっかり立つ
(2)背筋はまっすぐ伸ばし、腕は自然に垂らす
(3)重心を少しだけ前にかける
(4)アゴを上げすぎないように注意しながら、まっすぐ前を見る

正しい姿勢をとるとどうしても身体に力が入ってしまうという方は、下記の方法も試してみてください。
(1)頭のてっぺんから糸で吊るされている姿をイメージ
(2)天井の方向に引っ張られるイメージでつま先立ちをする
(3)吊るされている糸が切れたイメージでかかとをストンと落とす

正しい姿勢ができるようになると、歌う際に必要な腹筋や背筋がきちんと機能するようになるため、発声がしやすくなります。姿勢の練習はいつでもどこでもできるので、意識して取り組みコツを掴んでください。

⑤腹式呼吸をしっかりマスター

呼吸法には胸を使う胸式呼吸と、お腹を使う腹式呼吸の2つがあります。カラオケで歌を歌う際には主に腹式呼吸を使います。

腹式呼吸は、肺と胃の間にある横隔膜を下げ、肺の中に入る空気量を増やす呼吸法です。腹式呼吸では呼吸の際に胸や肩の筋肉を使わないため、余計な力が入らずリラックスして発声することが可能に。また、吐き出す空気量が一定となるため、発声が安定し、吸い込む息の量が増えることで声量アップも期待することができます。

このようにメリットが多く、カラオケ上達には欠かせない腹式呼吸ですが、皆さんはうまく腹式呼吸を行うことができますか?腹式呼吸が大事なのは理解しているけれど、意識するあまり身体に力が入ってしまうという方もいるかもしれません。

そういう方はまず腹式呼吸の感覚を体感してみましょう。実は私たちは寝転んでいるとき、自然と腹式呼吸をしています。仰向けで寝ると背中や肩の位置が固定されるので、自然とお腹を使った呼吸になるのです。息を吸うとお腹が膨らみ、吐くとお腹が元に戻るのが腹式呼吸です。

まずは腹式呼吸の感覚を理解し、毎日意識して練習をしてみてください。

カラオケ上達のための5つの練習方法

基本ポイントをマスターしたら、本格的な練習に入っていきましょう。ここではカラオケ上達のための練習方法を5つご紹介します。

①録音して自分の声や歌声を把握する

上達を目指す上で一番大事なことは、自分の声や歌が客観的にどのように聴こえているかをきちんと知ることです。

練習を始めたら、まずは自分の歌を録音して聴いてみましょう。テンポや音域の異なる様々な歌を録音して聴いてみることで、自分の声質や音域、癖などを把握することができます。

②曲や歌詞をしっかり覚える

自信のある曲でも、いざカラオケで歌ってみると、歌詞やリズムが間違っていたということはよくあることです。まずは原曲を聴き込み、歌詞やメロディをしっかり覚えましょう。

歌詞を早く覚えるには、フルコーラスを一気に全て覚えようとせず、歌詞を部分的にAメロ、Bメロ、サビというように細かく分けて覚えることです。また、歌詞は物語のように流れがある場合が多いので、展開やストーリーを理解しながら覚えていくと、効率的に歌詞を記憶することができます。

歌詞やリズムをしっかり覚えることができたら、息継ぎのタイミングやボーカル以外のドラムやベースなどの楽器がどのようなメロディやリズムを奏でているかまで聴き込んでみましょう。細部まで聴き込む癖をつけると、歌うときの音程やリズム感がさらに安定します。

③歌う→聴き返す→修正する

原曲を聴き込み、歌詞やメロディをしっかり覚えたら、早速実際に歌ってみましょう。歌詞やメロディはもちろん、息継ぎやドラム、ベースなどのリズムを意識して歌うことがポイントです。

実際に歌う際は必ず歌声を録音し、歌い終わった後に聴き返してみましょう。録音したものを聴いてみて、癖が出ていたり、音程が外れたりしている場合は、再度原曲を聴くなどして修正していきます。歌う、録音を聴く、できていない部分を修正するという練習を何度も繰り返すことで、歌は格段に上達するはずです。

④ボイストレーニングでテクニックを身につける

より早く、本格的に上達を目指したいのあれば、ボイストレーニングやボーカル教室に通うのもおすすめです。プロに習うことで、基本の発声方法以外にも下記のようなテクニックを習得することが可能です。

・ビブラート
カラオケの採点機能などでもよく目にするビブラート。ビブラートとは声を伸ばす際に声を震わせるテクニックのことです。一般的に、揺れ幅や速さ、間隔などが一定であることが綺麗なビブラートであると言われています。ビブラートがうまく使えるようになると、プロのような歌声にグッと近づきます。

・アクセント
アクセントとは端的にいうと音の強弱のことです。日常会話の中で言葉に強弱をつけて話すように、歌の中でもしっかりとアクセントをつけて歌うことが重要です。強調したい部分やフレーズの頭を強く発音することで、抑揚がついたように聴こえ、パワーやスピード感のある歌声に感じさせることができます。

・ファルセット
ファルセットとは弱く息漏れさせた裏声という意味合いを持つ発声方法です。ファルセットをうまく使うことで柔らかい雰囲気や切なさなどを表現することができます。

・ミックスボイス
ミックスボイスは、裏声の発声方法の1つで、地声と裏声の中間という意味合いを持ちます。ミドルボイスとも呼ばれており、マスターすると喉にあまり負担をかけず力強い高音を出せるようになります。

⑤アプリを使って練習する

カラオケの練習はしたいけれど、一人カラオケは少し抵抗があるという方におすすめなのはカラオケアプリを使った練習です。カラオケ機種で有名なDAMやJOYSOUNDを始め、自宅で手軽にカラオケの練習をできるアプリは数多く存在します。

自分の歌声を録音できる、採点機能がついている、他のユーザーの歌声を聴くことができるなど、アプリによって様々な機能が搭載されています。画面の使いやすさや、機能充実度など、自分にぴったりのアプリを見つけて練習してみてはいかがでしょうか。

Read more
2 / 3

ピックアップ記事