ミュージックプラネットはボイトレもサポート!自分で行うときのポイントも紹介
歌を歌うときに大切なのがボイトレ。高音や低音域を広げるだけではなく、滑舌を良くしたり、呼吸や音程をコントロールしたりすることができるようになります。歌える曲が増えるだけではなく、歌詞を聞いている人にしっかり伝えられるようになり、人の心に響く歌い方ができるようになるでしょう。
このボイトレについて今回は詳しく見ていきます。自分でも行うことができるやり方を紹介しますので、ぜひ毎日練習して歌声に磨きをかけてください。
プロのボイトレを受けられるのがベスト、でも
歌手やアーティストを目指す人たちをバックアップしてくれるところはたくさんあります。大手ではミュージックプラネットなどがありますね。
オーディションを受けて合格すれば、何人もの歌手を育ててきたプロの元でボイトレを毎日でも行うことができます。ミュージックプラネットでも、高音や低音発声方法やリズムなど基本的なことから、歌唱力を上げるようなノウハウまでしっかり指導してくれます。
それでは、オーディションに受かる前の人たちはボイトレはできないのでしょうか。もちろんお金を払って受けることはできますが、なかなか音楽活動をしながらそのような出費がかさむのは避けたいところですよね。
プロからボイトレを受けられるのがもちろん一番の方法ですが、自分でも行えるボイトレについて紹介していきます。積み重ねていくことで必ず歌唱力が上がっていきます。ぜひ歌うことだけではなく、ボイトレも日課として行なってみてください。
ボイトレを行う場所は
ボイトレを行うには、どんな場所が適しているのでしょうか。もちろん自宅でもいいのですが、家の造りや環境によっては、近隣の方に迷惑をかけてしまうことも。鉄筋作りの集合住宅で、端の部屋ならばさほど隣近所に音は漏れないかもしれませんが、木造だと隣にかなり音が聞こえてしまいます。近所迷惑やトラブルの元になるのは困りますよね。
ボイトレを行う時は、くれぐれも周囲に迷惑がかからないような場所を選ぶことを忘れないようにしましょう。おすすめはカラオケボックスです。防音効果がありますし、昼間などお得な料金設定の時間帯を選べば、とても安い値段で利用することが可能です。もちろん、カラオケの楽曲もマイクも準備されているので、ボイトレの後何曲か歌うこともできます。
周りを気にすることなく、心置きなく練習できるのでおすすめです。
自分でできるボイトレ
それでは、自分でできるボイトレの方法について見ていきましょう。呼吸の仕方や発声練習など地道な練習も多いですが、積み重ねていくと必ず歌唱力に大きな差がついてきます。いきなり歌う練習から入るのではなく、ぜひボイトレを行ってから歌うようにしてみてください。
そしてボイトレを始める前に常に気をつけたいのが姿勢です。姿勢が悪いと呼吸も深く行うことができませんし、声もしっかりと出すことができません。背筋を伸ばして、頭のてっぺんから出ている糸を空から誰かに引っ張られているようなイメージで立ちましょう。肩の力は抜いておきます。
猫背の人や、どちらかの足に重心をかけて立つくせがある人などは特に注意して、背骨はまっすぐ、そして爪先やかかと寄りに体重が行かないよう、両足の裏全体でしっかり立つことを意識してください。
腹式呼吸の練習
お腹から声を出して歌うためには、うまく息を吸ったり吐いたりできなくてはいけません。まずは腹式呼吸の練習をしましょう。腹式は胸式とは違って下腹部から深くしっかり呼吸するので、声量も豊かに力強い声を出すことができます。
体の力を抜いて楽に立ち、息を吸っていきます。おへその下の下腹部に向かって空気を入れるようなイメージで、ゆっくりと吸っていきます。お腹に手を当てて、息を吸うとともに膨らんでいるかどうかを確認しながら行うのもいいですね。下腹部から順番におへそを通って胃、胸、鎖骨の順番で息が入るのをイメージして、さらに吸っていきます。
吸いきったら、今度はゆっくり吐いていきましょう。吐き続けているとだんだん膨らんだお腹がしぼんでくるのがわかります。体のどこにも力が入っていないのをもう一度確認してください。吸った空気を全部吐ききっていきましょう。お腹と背中がくっつくぐらいまでしっかり吐いてから、また吸っていきます。
このようにリラックスした状態で、下腹部を膨らませるような感じで呼吸していくのが腹式呼吸です。何度か繰り返してみましょう。
最初のうち、慣れなくてちゃんと呼吸できているのかわからない、と感じる場合は、仰向けで呼吸の練習をしてもいいでしょう。仰向けに寝て行うほうが、体の力が抜けやすく、腹式呼吸の時にお腹が膨らんだり凹んだりする感覚がよくわかります。
表情筋を動かそう
次は表情筋を動かすことと滑舌を良くする練習です。鏡を見ながら、大きく口を開けて「あ・い・う・え・お」と言ってみましょう。見ている人に音が聞こえなくても、何を話しているのかわかるように伝えるイメージです。口元が大きくそれぞれの言葉を発する時に動いているのがわかるでしょうか?
「あ・い・う・え・お」を何度か繰り返したら、今度は顔だけを動かします。思いっきり横に「いーっ」と口を開いたり、大きく開ける、また逆にすぼめるなどいろいろ動かしてみてください。それからとびきりの笑顔を作りましょう。笑っているときは口角が上がります。
滑舌を良くしたい、くっきりと言葉を発するためには、口元を滑らかにそして大きく動かせるようにならなければいけません。口元を動かしたり笑顔を作ったりと表情筋のエクササイズをすることで、口が滑らかに動き、うまく言葉を発することができるようになります。
滑舌のトレーニング
次に歌詞を聞きやすく、くっきり発するために滑舌のトレーニングを行いましょう。
まずは、「あ、あ、あ、あ、あ」「い、い、い、い、い」など同じ音を発音してみます。1語、1語きちんと離して発音します。できれば50音全てを練習してみてください。次に濁音を練習していきましょう。「が・が・が・が・が」「ぎ、ぎ、ぎ、ぎ、ぎ」と言うように、これも1語ずつ発音してみます。できれば50音の濁音になる言葉は全部練習してみましょう。
そのあとは早口言葉です!いろいろ早口言葉はありますが、自分が苦手なものとすぐにできるものがあるはずです。どんな言葉が苦手なのかを知るためにも、いろいろな早口言葉を練習してみてくださいね。苦手なものはできるようになるまで、毎日繰り返し練習してみます。
高音・低音の練習
音域を広げるために、高音と低音を出す練習をしましょう。
まずは自分の地声、出しやすい音程で「あーー〜〜」「うーー〜〜」など声を出してみます。地声から少しずつ音程を上げていきます。裏声でもいいので、出せるところまで音を上げて発声してみましょう。喉をリラックスさせておくことが大切です。これを何度か繰り返します。
低音の練習も同じように地声から発声していきます。少しずつ下げていって、うなり声になるあたりまで出してみます。何度かこちらも繰り返してみてください。
高音と低音域を広げていく発声練習は、あとで紹介するミックスボイスやエッジボイスの練習にも繋がってきます。また、音域が広がれば当然歌える曲のレパートリーも増えるので、しっかりとトレーニングしましょう。