自分の声がわからない?歌声をより魅力的にする方法を徹底解説!
この記事では、自分の声に違和感を感じなくなる方法や、自分の得意な音域を把握し、その曲を選んで歌うことの大切さなどを紹介しています。
自分の歌声のコンプレックスを解消し、より楽しく歌えるようになりましょう。
歌いたい歌と聞き手に気持ちよく届く歌は違う?
録音した自分の声に違和感を感じたことのある人は、8割にもなるというデータがあります。録音した歌声は聞き手が聞いている自分の歌声ともいえ、この違和感は多くの人が人前で歌うことを躊躇してしまう原因ともなっているのです。
また、歌う曲の音域と自分の歌える音域のミスマッチも、聞き手が心地よさを感じづらい原因になってしまうことがあります。自分が歌うことができる音域を把握し、それに見合った楽曲を歌うことも、魅力的な歌声への第一歩となるでしょう。
録音した自分の声に違和感を感じる理由
どうして多くの人が録音した自分の声に違和感を感じてしまうのでしょうか? それは「自分が聞いている自分の声」と「他人が聞いている自分の声」の質が違うことに関係があります。
「骨導音」とは、発声するときに震える声帯の振動が体内を伝って頭蓋骨を振動させ、その振動が鼓膜を震わせることで感じる音をいいます。また「気導音」とは、空気中を伝わってきた音が鼓膜を震わせることで感じる音のことです。
自分に聞こえている自分の声は骨導音と気導音の混ざったもので、聞き手が聞いているのは気導音のみであるという違いから、録音した自分の声に違和感を感じてしまうのです。
練習のときには自分の歌声を録音しよう
歌の練習のときには、自分の歌を録音して確認するのが良いとされています。それは前述の通り、聞き手が聞いている歌声が、自分に聞こえている歌声とは違うからです。
録音した歌声を改めて聞くことで、音程の変化の自然さや、そもそも歌っている曲は自分の声質に合っているのかなどを客観的に判断することができますし、録音を何度も聞いているうちに、自分の声に感じる違和感が薄れてくるのではないでしょうか。
実際、プロ歌手の多くが練習のときから自分の歌声を録音し、それを聞くことを繰り返しています。
録音にはスマホアプリが便利
ICレコーダーやスマートフォンの録音アプリを利用し、まずは気軽に自分の歌声を録音してみましょう。iPhoneであれば純正アプリに「ボイスメモ」がありますし、Androidにも無料のボイスレコーダーアプリがあります。
簡単ボイスレコーダー|Google Play(Android)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.coffeebeanventures.easyvoicerecorder&hl=ja
アプリを開いたらすぐに録音できる手軽さが、シンプルで使いやすいレコーダー。ホーム画面にウィジェットを設置しておけば、そちらからも起動することができます。
録音したファイルはクラウド保存やSNS共有も可能なので、データ保存も便利です。
音声レコーダー|Google Play(Android)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sonymobile.androidapp.audiorecorder&hl=ja
Sony製のアプリとあってか、4段階の音質で録音が可能なレコーダー。最高音質で録音すれば、周りの雑音をカットしてくれる上に、クリアで聞き取りやすい音声で録音することができます。
録音した音声から後編集で風切り音をカットしてくれる「ウィンドフィルター」などの編集機能も便利です。
カラオケボックスでも録音機能が利用可能
カラオケボックスは気軽に利用できることから、歌の自主練に最適な場所のひとつですが、録音機能も合わせて利用してみてはいかがでしょうか? DAMのカラオケには、自分の歌声を録音できる機能が付いています。
ネットから「DAM★とも」の会員登録をし、合わせてカラオケ機の会員である「club DAM MEMBERS」にも登録すれば、DAMのカラオケの「DAM★とも」メニューに入って録音機能を利用することができるようになります。
2つの利用登録とも、ネットまたはアプリからの登録申請は無料なので、事前に済ませておくのが良いでしょう。
録音した音源はその場で再生する以外にも「DAM★とも」のマイページにアップする(無料会員は10曲まで)、アップした曲をみんなに公開する(LIVE DAM STADIUMの機種のみで対応、即時ではなく検閲後となる)ことも可能です。
自分の歌声に違和感を感じないための克服法とは?
まずは自分が「どんな声で歌いたいのか」を明確にしましょう。目標とする歌い手を決め、その歌声を繰り返し聴いて、自分の中にイメージを固めるのです。
歌を聴くときには歌声を分解していくように、息遣いはどうしているのか、歌の盛り上がり部分はどう歌っているか、悲しさを表現するためにどういう歌い方をしているのかなど、歌うときのクセを確認しながら聴くことが大切です。
聴く曲の楽譜や紙に書かれた歌詞を用意して、良いと感じた部分のメモを取っておくのも良いでしょう。
録音した歌声を聴きこんで課題点と良さを把握しよう
目標が明確になれば、自分の録音した歌声を聴きこむことで自分の歌い方の課題点に気づくはずです。音程が取れていない部分はどこなのか、どうしてもこの部分で声がかすれてしまうなど、課題点について正確に把握することが大切です。
また、録音を聴いたからこそ自分の歌声の良さに気づくこともあるかもしれません。この部分はきれいに聞こえる、この部分はたっぷりと音を伸ばせているなど、良い部分に気づいてそれを伸ばしていくこともまた、自分の歌声を魅力的にすることにつながります。
なりたい歌声の目標を明確にした上で、毎日のボイストレーニングに励みましょう。