オーディションで緊張をうまくコントロールする8つの方法
プロの歌手を目指そうと思って、いざオーディションに臨もうとした時、緊張してなかなか実力が出せないという方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、あまりに緊張しすぎては、せっかくの実力を審査員に分かってもらうことができず、残念な結果に終わってしまう場合もあります。オーディションは、プロデビューのための大切なチャンスですから、しっかりと実力を発揮したいものですよね。
この記事では、オーディションでどうしても緊張してしまう方のために、オーディションでしっかりと緊張をコントロールして実力を発揮する方法をご紹介します。
オーディションで緊張するのは当たり前!
オーディションなどで緊張してなかなか実力を発揮できなかったり、緊張したことで失敗してしまったりした経験があると、「もう緊張したくない」と、感じる場合があるかもしれません。
しかし実際、本番で実力をしっかりと発揮するプロの歌手も、緊張している場合が多々あります。何度も大きな舞台に出ていても、いつも緊張しているケースだってあるのです。それでも、プロの方々は観客を魅了し、実力をしっかりと発揮することができます。
では、どうして緊張しているのに、実力を発揮できるのでしょうか?それは、緊張を楽しんでいるからかもしれません。緊張してしまって焦るのではなく、緊張することを当たり前と捉え、緊張を逆手にとってうまく自分をコントロールすることができるからこそ、実力が発揮できるのです。
つまり、オーディションで緊張してしまう場合も、緊張をうまく利用すれば、実力をしっかり発揮できるようになるということになります。
コントロール法1.できる限りの準備をしておく
緊張した時に、「うまくいかないのでは?」という不安が頭をよぎることは多いかもしれません。そのような不安感は、より緊張を増幅させてしまう場合があります。
たとえば、オーディションで歌う曲なのに、うまく歌えない箇所や、うまく声が出ない箇所があれば、うまく歌えるかどうか不安になってしまうのは当たり前のことです。しかし、この不安感を解消するためにできることは、「うまく歌えるようになるまで準備をしておく」ことしかありません。何度も何度も練習を重ねることで、失敗の回数は減っていくはずです。
練習の時点で、もしも10回中1回しかうまく歌えなければ、本番で失敗してしまうかもと思うのは当たり前でしょう。でも、練習をしていくうちに10回中10回、しっかり歌えるようになっていれば、たとえ緊張したとしても、うまくいった経験がベースにあるため、あとは本番に臨むだけというどっしりとした気持ちにもなるのではないでしょうか。
つまり、自分ができる限りの努力をしたかどうかで、本番で緊張した時の捉え方も変わってくるのです。
準備を重ねると、本番で発揮できる実力も底上げされる
オーディションなどの人前で歌う機会というのは、どうしても緊張してしまうものです。緊張すると、本番では実力を100%は発揮できない場合も多いでしょう。
しかし、練習で実力をしっかりと上げていれば、本番で発揮できる力もしっかり底上げされていくのです。一方で、練習で実力を積んでいなければ、それだけ本番で発揮できる力も下がることになります。たとえば、本番で発揮できる実力が80%だと仮定した時、100の実力があれば80の力が発揮され、50の実力しかなければ40の実力しか発揮することができないのです。
練習によって底上げされた実力は、自信にもつながるでしょう。「あとは本番に臨むだけ」と感じるほどの状態まで準備ができていれば、メンタル面でも余裕ができ、本番でもしっかり実力を発揮できるようになるのです。
コントロール法2.自分がしやすいミスを把握しておく
緊張をしていると、どうしてもミスをしがちになるものです。過度に緊張した時、歌詞を忘れてしまったり、あるいはリズムを間違えてしまったりと、それぞれしやすいミスのパターンがあるでしょう。
自分が陥りやすいミスのパターンを把握した上で、それに対する対策をあらかじめ立てておくことで、万が一緊張してミスをしてしまった時も冷静に対処することができます。
また、ミスをする経験自体も大事な経験の一つです。ミスする経験を重ねているうちに、うまくミスに対処できる実力がついていきます。ミスにも対処できる力も、オーディションでは審査員の目を引く一つのポイントとなる可能性もあるでしょう。
コントール法3.人前で歌う経験を積む
オーディションで過度に緊張してしまう場合、多くは人前で歌う経験が不足しているということがあります。どんなプロの歌手であっても、初めて人前で歌った時は緊張した経験を持っている場合がほとんどでしょう。でも、そんなプロの歌手の方々も経験を積んでいるからこそ、圧倒的なパフォーマンスができるようになります。つまり、プロの歌手を目指すのであれば、何度も何度も人前で歌う経験を積んでいるうちに、自然と緊張に振り回されずに歌うことができるようになる可能性があるのです。
慣れるまでのペースは人それぞれでしょうが、回数を重ねれば重ねるほど、だんだんと慣れていく自分に気づくことができるでしょう。また、オーディションも回数を重ねるほど、自分がしやすいミスも分かり、審査員のアドバイスを基にした改善点も見えてくるはずです。
そうして、何度もオーディションに挑戦していくことで、自分の改善すべき点が見えてきますし、審査員から様々なアドバイスをもらえることでしょう。改善点も意識しながら練習を積み重ねることで、緊張感もうまくコントロールしながら、良いメンタル状態でオーディションに臨むことができるようになっていくはずです。