歌が上手くなりたい!歌が上達する方法を解説
うまく歌えると人生が変わる?!
歌は運動神経に似ています。もともと上手に歌える人もいれば、努力をしてさらに上達する人もいます。しかし、歌は運動と異なり「勝ち負け」がありません。聴く人の心を揺さぶるような歌を歌えるかどうかが肝心です。今回は一般的に「歌を上手く歌う」ための方法・テクニックを紹介します。
歌が上手い人ってどんな人?
初めに「歌が上手い人」とはどういう人なのでしょうか。さまざまな見解がありますが、最低限の基準として「音程をわかっている人」や「リズム感がある人」が挙げられるでしょう。そのどちらかが欠けてしまうと「歌が上手い人」になることは難しいと考えてください。
いつも音程がずれてしまう人は「音痴」である可能性もあります。音痴は自分で分かっている音痴と分かっていない音痴があり、「わかっている音痴」は改善の余地がある音痴です。もし「音痴かもしれない」と思っているとするならば、直せる可能性は多いにあるので、諦めずにトレーニングしてみましょう。
音程が外れていることがわかっている場合は、正しい音程に近づけるための練習をメインに行います。しかし音程が外れていることに気づいてない場合は、正しい音程を身に付けるために「ドレミファソラシド」を徹底的に身に付ける練習からスタートするのが効果的でしょう。
音程を身に付けることができると、自分の声に合っている曲を選べるようになってきます。つまり参考にする歌声のように、自分の声を似せることができるようになるのです。「ものまね」「歌まね」は歌が上手い人の絶対条件ですので、まずは「ものまね」からスタートしてみてはいかがでしょうか。
自分に向かい合う
自分の声を客観的に聞いたことがありますか?他人に聞こえている声は、自分に聞こえている声よりも、なんと1オクターブ以上高い場合があります。それは、骨伝導といって、私たちが話している声は頭蓋骨を通じて聴こえていることが関係しているのです。
実際、自分の声を録音したことがある人は「自分の声を聴いてガッカリ…」だなんてことを経験している人も少なくありません。それはほとんどの人が経験していることです。しかし、その「ガッカリした声」が自分以外の他人に聞こえている声だということを忘れないでください。
本当に歌が上手になりたい!と思っているのであれば、録音した声にしっかり立ち向かい「自分の声にはどんな歌があっているか」見つけましょう。自分に合っている曲を見つけると、上達が早まります。
第三者による評価やコメントを素直に受け取り、「ものまねしやすい歌」を歌いこむのも上達への第一歩なのです。
正しい歌いかたを身に付けよう
実はマイクには正しい持ち方があるのをご存知ですか?マイクは半球体の網目になっている部分がありますが、この網目の部分を自分の口と並行させ、マイクの持ち手部分が90度の角度になるのが正しいマイクの持ち方だといわれています。
マイクが口に近づいていたり、マイクの持ち手の部分を目に近い位置で持っていたりする人が多く見られますが、もしかするとテレビで見るアーティストの持ち方が頭に残ってしまっているのかもしれません。もし癖になっているのであれば、マイクは正しい位置で持つように矯正しましょう。
実は単に見た目の話というわけではなく、誤ったマイクの持ち方で歌うことで高音や低音が拾いにくくなり、ハウリングが起こりやすくなります。ハウリングが起こると、聴いている方には「うるさいな」という印象が残ってしまうので要注意です。
技術もお金もかからない方法ですから、ぜひ今後はマイクの持ち方に気をつかってみてください。
機材を上手に使う
カラオケで歌を歌うとき、マイクの音量や音楽のボリュームに気を使っている方が多いです。しかしもう一つ「歌がうまい!」と思わせるような小ワザとして、エコーを上手に使うことがあげられます。歌が上手い人は、声量があり、その場を包み込むような歌声を出すことができます。
この「包み込むような声」は「エコー」を使うことで表現できます。あまり使いすぎるとわざとらしい聴こえ方になってしまうので、元々のエコーに「プラス5」位の幅で調整してみてください。
またデンモクのようなリモコンからも操作できますので、歌っている途中で変更してみるのもおすすめです。
腹式呼吸で歌う
腹式呼吸とは鼻から息を吸い、口から息を出す呼吸方法を指します。中学校の音楽の授業や部活で習得している人も少なくないかもしれません。この腹式呼吸は、自身で習得することも可能です。
鼻からたっぷりの空気を吸って、おなかの中に風船を膨らますようなイメージをしてみてください。口から少しずつ息を吐き、おなかの中の風船が徐々に小さくなるようなイメージをしてみるといいでしょう。「スッスッスッスッス」と歯の間から空気を少しずつ出していくと、トレーニングしやすいですよ。
そして、歌を歌うときは息を吐くのと声を出すのを同時に行います。この腹式呼吸を身に付けると、歌唱力があがり、まるでエコーを利用したような歌声で歌えるようになります。また腹筋に効果があるため、歌える音域が広がることも。ぜひチャレンジしてみてください。