歌が上手くなりたい!歌が上達する方法を解説
自分の得意な曲をみつける
自分の得意な曲と好きな曲は異なります。好きな曲でも自分の声に合っていない場合、低い声や高い声が出ないことがあります。無理に歌おうとすると、のどが絞まってしまい「苦しい声」になってしまいますし、音程が外れてしまうことも。
その点、自分の声に合っている曲を「得意な歌」にすることで安定した音程で歌うことができます。音程を外さないということは、歌の上達においては絶対条件になりますので、ぜひ自分の得意な曲を見つけて歌いこんでみましょう。
そして、自分の歌声を評価するためには第三者の協力が必要です。その第三者は友人でも家族でも構いませんが、もし正しい評価をしてもらいたいということであれば、ボイストレーニングに行ってみることをおすすめします。
習い事の一環として、短期体験や回数券のようなシステムでボイストレーニングに通っている人も多く、比較的安価で授業を受けられることも。もしそのまま本格的にレッスンを受けたい!ということであれば、ワンランク上の技法を身に付けるようなトレーニングをしてみてはいかがでしょうか。
ビブラートを身につける
ビブラートとは「声が揺れているように聞こえる」技法で演歌や邦楽で多く使われるテクニックです。このビブラート、多ければ多いほど「うまい」という法則はないのですが、日本国内ではどうやらビブラートがあったほうが上手に聴こえるという人が多いようです。
このビブラートは難なく身に付けられる人もいれば、上手くできず音程を外してしまう人もいます。最近では、無料動画サイトなどで「ビブラートの出し方」という内容がたくさんアップされているので、一度視聴してみてください。
もし「言っていることがわからない…」「できているのか不安…」など難しいと思ったらプロのボイトレに通うことを検討してみてもいいかもしれません。しかしビブラートを使いこなすことが「歌うま」の近道にはならないことをお忘れなく。
歌いやすい曲がある?
実は、音程の上下が激しい曲、半音(ピアノの鍵盤の黒い部分)が多い曲については難易度が上がるといわれています。大人気アーティストの米津玄師さんが歌う「Lemon」は難易度MAXの曲として知られていて、プロのボイトレの先生さえ苦労するといわれているほど。
このように人気の高い曲、何度も聴いた曲でも歌いにくい曲というのは存在します。インターネットで「歌いやすい曲」を検索すると、さまざまな年代やジャンルの楽曲が挙がりますので、まずは「歌いやすい曲」からトライしてみてください。
また歌いやすい曲の中でもアップテンポな曲は、自分も他者もテンションが上がりますので、盛り上げるという面でもおすすめです。
どこで練習をする?
音源やマイク、音響などの設備が整っているカラオケが一番人気があります。もし一人でカラオケに行くことに抵抗がないのであれば、練習としてカラオケに通ってみましょう。室内でスマホを使い自分の歌声を録音しておけば、あとから聴き直すこともできますよ。
また一人でカラオケに行くのは気が引ける…という場合は「ヒトカラ専用カラオケボックス」を利用してみてはいかがでしょうか。自分以外も皆一人なのが当たり前の空間であれば、恥ずかしい気持ちもなくなるかもしれません。
それさえも嫌だ…という場合は、スマートフォンのアプリを使って自宅でカラオケをしてみてはいかがでしょうか。スマートフォンは録音機能に特化している機械ではないので、正確性を求める機材としては推奨できませんが、一番気軽に利用できるツールです。
しかし、マンションなどにお住まいの場合、意外に録音した声を聴いている際に窓の外に音が漏れていたり、アパートの壁から聞こえてきたりすることもあるのでご注意を。
感情をこめすぎてはいけない理由
うまく歌うために「感情を込めるな」という定説があります。その理由は、情緒・感情たっぷりにして歌うことで、のどに余計な力が入るためです。のどが締め付けられることで本来の音程を外したり、声が出なくなったりするので「感情を込めないほうがうまく歌える」という説が広まったのです。
昭和の歌姫山口百恵さんは、感情や表情の変化を出さずに歌う様子がクールだといわれ、トップクラスの人気を誇っていました。彼女のヒット曲の中には「歌いやすい曲」も存在し、彼女の歌い方も相まってコンサートの際にも安定した歌声をファンに届けることを可能にしています。
彼女の代表曲には誰もが耳にしたことのあるような名曲ばかりですので、一度課題曲として練習してみてはいかがでしょうか。
アップテンポな曲にチャレンジしてみよう
アップテンポな曲はスピード感、リズム感が求められますが、ロングトーンと呼ばれる「伸ばす部分」が少ないため、比較的歌いやすく「上手く聞こえる」傾向があるといわれています。音程の上下が少ないラップなども人気で、上手に歌えるようになるとカラオケの場でも目立つこと間違いなしです。
またアップテンポな曲は比較的短めの曲が多いので、楽しいテンションのまま曲を終えて、その場を盛り上げられます。人前で歌うことにやや抵抗がある人にも人気が高いジャンルですよ。
裏声を上手に使う
裏声と聞くと甲高い声を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、上手に使うことでワンランク、もしくはそれ以上に歌が上手になります。裏声には3種類あり、「ハァ~♪」と力強い高音は『ヘッドボイス』といいます。オペラ歌手の高音を思い浮かべると近いかもしれません。
しかし本物のオペラ歌手は裏声で歌っているだけでなく、裏声に近い音を保ちながら、腹式呼吸によりダイナミックに歌い上げます。カラオケで歌うような場面では、なかなか登場することはないかもしれませんね。
次に、裏声に「息漏れ」を加えたのは『ファルセット』と呼ばれささやくような歌声が特徴です。幻想的で柔らかい歌声は、女性のほうが習得しやすいかもしれません。最後に「裏声+地声」を表す『ミックスボイス』。
名前を聞いたことがある人も多いかもしれませんが、この地声を合わせるというのが難しく、自己流の練習でも習得できない場合も。しかし、身に付けると多くの楽曲が歌えるようになります。プロの歌手は皆身に付けている歌い方なので、本格的に歌がうまくなりたいと考えている人であれば、ボイトレに通ってプロの指導を受けてみてはいかがでしょうか。
歌えるようになると、人生が変わる
歌が上手に歌えるようになると、人生が変わるといっても過言ではないでしょう。歌えるようになる曲が増えるとカラオケも楽しくなりますし、人に「上手い!」と褒めてもらえるとさらに嬉しい気持ちになります。
歌が下手だから…と嫌煙してしまわずに、歌が上手くなるためのワザや方法を身に付けてみませんか?いつか「人前で歌いたい」「歌手になりたい!」という夢が膨らむかもしれません。
たくさん練習してオーディションに挑戦することで、本当の意味で人生が変わることもあります。歌を歌う楽しさや気持ちよさを、あなたもぜひ習得してみてくださいね。