オーディションに合格すれば歌手になれる!わけではない?

オーディション

オーディションの流れについて

開催者やテーマによって違いはありますが、特別なオーディションでない限り一般的な流れは一緒です。ここでは一般的な流れを説明します。

1. 書類選考
・プロフィール(履歴書):オーディション用の応募要項がある場合はそちらに記入し、写真がいる場合は一緒に添えます。
・志望動機:応募するオーディションにそぐわない動機は控えてください。
・自己㏚:これまでの経験や自己分析、明確な目標などを記載。自分のオリジナリティがどれだけ表現できているかを判断されます。審査員に印象付けるファーストコンタクトと言えるでしょう。
・音源デモテープ:すべてのオーディションに必要になるわけではありません。

2. 実技選考
書類選考に通過できると実技選考に入ります。ここでは選曲が重要ポイントになります。
×海外アーティストの曲はなるべく避ける。発音などがしっかりしていないと難しい
×はやりの曲や定番と言われるような曲は控える。他の応募者と被る可能性が高い
基本ですが自分に合った曲、歌っていて一番気持ちよく音を出せる曲を選びましょう。ボイストレーニングはもとより、ライブなどで歌ってみるのもメンタル部分を強くするトレーニングの一環になるでしょう。

3. 合否の連絡
選考結果の連絡があります。電話や郵送など、通知方法は様々です。

4. 契約
レコード会社、レーベル、プロダクションなどと専属契約を締結。契約後はメジャーデビューに向け、今後の方向性を決めて、楽曲の制作・トレーニングが始まります。並行して、プロモーション活動も行います。ここでやっとスタートラインにつけた感じですね。

オーディションを確認する準備も必要

詐欺などの人間の弱いところにつけこむ犯罪はなかなか消えません。音楽業界でも、歌手になりたいという真摯な思いを利用するような悪徳オーディションも出回っているのが現実です。オーディションの開催は数多いので、悪徳オーディションが紛れ込むのもたやすくなっています。特に合格後には気持ちが舞い上がっている時なので、安易に契約してしまわないように十分に気をつけてください。

・合格と同時に登録料など、多額の請求をしてくる開催者は怪しい!
・レッスンという名目で、無駄な時間を多く費やす事務所は怪しい!
・デビューにあたり販促費用などを請求する事務所は怪しい!

もちろん、正規のオーディションもあります。自身の準備も必要ですが、オーディションの実績などもしっかり確認することも心掛けてください。

オーディション以外のデビュー方法もある?

オーディションを受ける以外にも歌手になるチャンスを紹介します。

・ライブに出演し、できるだけ多くの集客実績を作る
・ネット上に自分の歌を投稿、公開し知名度を上げる
・プロダクションなどに直接連絡し、音源デモテープを送り聞いてもらう
・インディーズレーベルを立ち上げる
※インディーズでは大手のレーベルなどに所属しないで、企画・制作・販促をすべて独自で行います。

このような手段は、オーディション合格に比べると成功する確率は低いかもしれませんが、プロダクションなどの目に留まることもあります。ただし、自分自身の管理ですべて行わなくてならないので、決してたやすいことではないでしょう。

オーディションは、自分で描く歌手活動を達成するため最初のステップです

歌手という職業、仕事内容やオーディションについて理解していただけでしょうか?歌手になるためにトレーニングなども必要ですが、皆さん同じように努力していることなので、自分らしさを確立していくことが重要です。

また、真摯な思いを裏切るようなオーディションを謳う悪徳な業者も出回っているので注意も必要です。

今の世の中は選択肢も色々用意されているので、自分のライフスタイルに合った手段で音楽活動を行うことが可能です。プロの歌手になる、プロにこだわらずに自分らしい音楽スタイルで活動したいなど、自分の描く夢のカタチを見つけてみてください。

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