音楽関係の仕事に就きたいと考えている方へ!その種類や内容を紹介
音楽業界の動向
ここまで音楽業界について、職種や流れを紹介してきました。どの業界でも、需要や供給の変化によって動向は変化していくものです。それでは、音楽業界の動向を見ていきましょう。
(現状)
音楽業界にも大きな変動があります。市場規模も縮小傾向にあります。これまでのように、メディアでの露出、歌番組も極端に減りました。
また、CDの売上も世界市場規模で減少しています。これは、需要者と供給側に大きな変化があったからです。その背景には、SNSなどのインフラ環境の発達により、個々のライフスタイルが確立したということがあります。
音楽は、配信などを利用することで、好きな時に個人で楽しむ身近なものになりました。購入方法も便利になりました。供給側も、自分からYouTubeやニコニコ動画などの音楽配信を介して活動することが当たり前となりつつあります。
一方、ライブ活動やコンサートなどの開催は増加傾向にあり、いまの音楽業界を支えています。
(今後)
これまでの流れや仕組みでは、現状のライフスタイルには追い付いていけないでしょう。それでも、楽曲に関わる作業や著作権などの制作者側の権利は必要です。
今後求められるものは、個々の価値観に沿うような、新しいアイデアでしょう。具体的には、音楽配信サービスを利用した、デジタルコンテンツによるビジネス展開などです。また、集客力のあるライブ活動でのサポートも必須でしょう。
音楽業界は時代の変動に大きく左右される業界です。時代に合った流れを作ることが重要になってきます。
自分に合った音楽の道を探そう
音楽は人に元気や癒しを与え、人生の時々の思い出にもなりますよね。そして人と人、人の心と繋がりを持つ、私たちの生活に欠かせないものです。
音楽関係の仕事は、多岐にわたり多種多様の世界です。表舞台で華やかに活躍する仕事もあれば、裏方で支えていく仕事までさまざま。自分の才能、実力を必要とするもの、資格を必要とするもの、仕事に就くまでの過程も色々あります。
一見華やかに思われがちな仕事ですが、やりたいと思うこととできることは違います。もちろん、やりたいことへの努力はしなくてはなりません。仕事の内容など理解し、将来の設計をたて、自分に合った仕事、働き方を見つけることが大切です。