30代でも歌手になりたい、夢をかなえるために必要なこと
30歳をすぎて、夢をかなえることは大変だけど、決して不可能なことじゃないんです
歌手デビューを目指すとき、気になることのひとつが年齢ではないでしょうか。年齢制限が明確に決まっている試験などと違って、歌手を目指して日々努力することに、年齢の壁はありません。でも、じゃあ一体いつまで歌手をめざしていいんだろう。そもそも、20代を過ぎてもデビューのチャンスって、巡ってくるの?不安になってしまいますよね。30代でもデビューすることはもちろん可能です。
でも、若い頃と比べたらハードルが上がるのも事実。30歳を過ぎてもデビューを諦めないで夢を掴み取るために、何が必要か見ていきましょう。
30歳を過ぎて歌手デビューを果たした人、実は結構いるんです
実際に30歳をすぎて、プロの歌手デビューした人はいるのでしょうか。楽曲提供なども行っている、スガシカオさん。彼は一度は社会人になったものの、歌手の夢を諦めきれず、29歳の時にインディーズで活動。31歳の時に晴れてメジャーデビューを果たしたのです。孫の可愛さを歌にした孫がヒットした大泉逸郎さんは、なんと、58歳でデビュー。人生が一転したことでしょう。
ロックバンドBEAT CRUSADERSのボーカル、ヒダカトオルさんのデビューは38歳の時。クレイジーケンバンドの横山剣さんも、デビューは38歳でした。竹原ピストルさん、スネオヘアーさんなど、現在第一線で活躍している方の中にも、30歳を過ぎてデビューした人はたくさんいます。
女性では、ジャズシンガーの綾戸智恵さん、演歌歌手の秋元順子さん。元ラッツ&スターの鈴木雅之さんのお姉さん鈴木聖美さんのデビューも30歳、弟さんの影響で歌手になったそう。
海外に目を向けてみると、携帯電話の販売員からオペラ歌手になったポール・ボッツさん、奇跡の歌声と評されたスーザン・ボイルさん。いずれもテレビのオーディション番組がデビューのきっかけでした。
若いころにはない、経験を魅力に変えよう
このように、30歳をすぎてデビューした人、彼らの共通点は、年齢に関係なく、多くの人を魅了する力を持っていたことではないでしょうか。楽曲提供者としても活躍するスガシカオさんの心にささる歌詞、竹原ピストルさんの独特の世界観。
スーザン・ボイルさんやポール・ボッツさんの歌唱力は、オーディション番組で審査員や観客の心を震わせました。30を過ぎると、若い人のようなフレッシュさはなくなります。でも、その分、30年生きてきた中での経験や体験で脂がのってくるともいわれています。この、熟した自分をいかに魅力として成長させていけるかはとても大切なことでしょう。
30歳を過ぎても、オーディションに勝ち抜くには
30代でもオーディションを勝ち抜くには、どうしたらいいのでしょうか。同じ実力なら伸びしろのある10代20代のほうが、選ばれやすいでしょう。年齢のハンデがあっても、オーディションに合格するには、30歳を過ぎていても関係ないと思わせるような魅力が必要です。
スガシカオさんのような、卓越した作詞作曲能力。スーザン・ボイルさんのような、人々を感動させる歌唱力。綾戸智恵さんのような、ソウルフルな歌声。どれも、その人にしかない魅力ですよね。自分の得意なことを、いかに磨きをかけるかが大切になってくるでしょう。歌唱力をあげるなら、ボイトレに通う、作詞作曲能力をあげるなら教室に通うなど、オーディションを受ける前にできることはたくさんあるでしょう。