歌手になるにはオーディションを受けるしかない?歌手のなり方を紹介
バンドのボーカルとして歌を歌おう
歌手は一人で歌わなくてはいけないなんていうことはないですよね。今ソロで活躍している歌手の中にも、もともとはバンドのボーカルだった人もいるんです。多くのヒット曲をもつ奥田民生さんは、もともとユニコーンというバンドのボーカルでした。古希を迎えても変わらぬ歌唱力が魅力の小田和正さんももとは、オフコースというバンドのボーカル。
バンドのボーカルとして歌手デビューを目指すのもひとつの方法と言えるでしょう。いきものがかりやオフコースのように、知り合いや友人などもともと知っている者同士で組んだバンドもあれば、「女々しくて」がヒットしたゴールデンボンバーのように、メンバー募集で集まったバンドもあります。かつては、バンドのメンバー募集のコーナーが、音楽系や告知系雑誌にあったくらい。
ライブハウスの壁に自分の担当楽器と連絡先をかいたものを貼って、連絡を待つなんていう時代もありましたが、今の主流は、メンバー募集サイト。自分の得意分野やアピールポイントをわかりやすく記載して、ボーカルとして歌いたい熱意を届けましょう。
スカウト詐欺も横行しています。甘い言葉には気を付けて
路上ライブや動画サイト、ライブハウスなどの活動で人気が出て、スカウトマンの目に留まるのはとても嬉しいこと。でも、メジャーデビューをさせると甘い言葉で近づいてくる詐欺師がいるのも忘れてはいけません。
デビューさせるからといって、法外な契約料を支払う契約書をきちんと説明せずにサインさせようとしたり、契約を口外しないよう口止めしたり、契約をせかしたりされたらむやみにサインをせずに、両親や信頼のおける人に相談をするようにしましょう。スカウトマンに声をかけられたら、きちんと身分がわかるものを提示してもらうことが重要です。
歌が好きな気持ちが、なにより大切。
歌手デビューのきっかけはさまざまです。歌がうまいからといって歌手になれる未来が確約されるわけでも、顔が良いからスカウトがよってくるわけでもありません。ヒット曲が出せてファンがつき、利益を上げられると判断されないと、プロにはなれないのです。
プロが歌声を判断してくれるオーディションのほかに、集客数が目で見てわかるライブや動画サイトでの活動も、歌手デビューの方法のひとつ。そして、どんな方法で歌手になったかにかかわらず、大切なのは歌が好きで、歌を多くの人に届けたいという熱い思いが大切です。自分の歌声と歌が好きな気持ちを忘れずに、多くの人を魅了するような歌手を目指しましょう。