無料と有料どっちがいいの?歌手オーディションの特徴を解説

オーディション

全て無料じゃない?有料オーディションが行われる理由

オーディションと聞くと、一般には全て無料で応募して受けることができると考える人が多いのではないでしょうか。

しかし、実はオーディションは全てが無料で受けられる、というものではありません。中には受けるだけでお金がかかるオーディションがあるのです。将来の有望な才能を見出すオーディションにも関わらず、なぜ応募者がお金を支払わなければならないのでしょうか。

まず、第一に有料にすることで、オーディションの進行をスムーズにする意図があります。例えば、有名なアーティストが所属する大手プロダクションやレコード会社などは、応募をかけただけで全国から膨大な数のエントリーが来ます。これでは一次審査の書類選考でも時間を食ってしまいます。

また、第二に有料にすることで、応募者の本気度をある程度選別することが可能です。歌手のオーディションともなると、中には冷やかしや真面目に受けるつもりのない応募者も混じります。

オーディションを運営するスタッフの人件費や費やす時間を考えると、やはり真剣に応募した人にリソースを投入したいと考えるのは、企業としてごく自然な行動です。他にも有料にすることで参加者からも費用を回収でき、オーディションに投じる資金の補填も可能になるなど、複数のメリットがあるのです。

誰でも受けられるオーディション!無料オーディションの強み

ここまで有料のオーディションについて、主にメリットを紹介してきました。しかし、多くの人が想像するオーディションのほとんどが無料で受けることができるものです。実際に、オーディションの割合としては、無料のオーディションが多いのも事実です。
では、無料のオーディションの強みは何なのでしょうか。

無料のオーディションの最大の強みとしては、やはり応募者の裾野を広げることができるという点でしょう。無料にすることで誰でも参加できるように設定し、少しでも才能のある歌手を発掘・育成しようという意図があります。

また、大手と比べて、知名度で太刀打ちできないプロダクションやレコード会社が募集をかける場合、無料にすることで参加のハードルを下げるということもあります。

有料と無料と比較してどちらがおすすめ?

費用の面でオーディションを考えた際に、無料のものと有料のものに分かれ、それぞれにメリットやデメリットがあることが分かったでしょう。では、無料と有料のオーディションはどちらを受けた方がいいのでしょうか。

まず、無料のオーディションは参加者の数が多いため、審査の目にとまる確率は下がることになるでしょう。一方で、有料のオーディションは費用がかかりますが、倍率は低くなります。しかし、参加者の質は上がる傾向にあります。

歌手を目指して日の浅い内は、有料オーディションを受けたとしても、勝ち抜くことは厳しいでしょう。有料オーディションを受けたい場合は、成長して実力をつけてから応募することをおすすめします。

自分にあったオーディションの選び方とコツ

ここまで、無料オーディションと有料オーディションについて、メリットとデメリットを紹介した上で、どちらを選ぶべきか解説をしてきました。しかし、オーディションというものは、何も費用の面だけで応募するかどうか決めるものではありません。

確かに無料か有料かで応募者の質や数も変わりますが、それ以上に大事なものは、自分が将来どういう歌手になるのか、オーディションの趣旨が自分の目指す歌手像にマッチしているかどうかという点です。

例えばJ-POPのミュージシャンになりたいと考えている人が、アニメソングのオーディションに応募したとすると、どうなるでしょうか。まずジャンルが全く違うため、合格する可能性は低くなります。

また、仮に合格したとしても、自分が歌いたい曲と、実際に歌う曲のギャップが激しく、挫折してしまうかもしれません。

オーディションは、あくまで歌手になるための第一歩です。合格はゴールではなく、スタートだと考え、自分の方向性と趣旨が近いオーディションを受けるようにしましょう。

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